工程

職人の手により、うつわの形となる。

制作工程

木の器は
原木を製材し乾燥させたものを、
木地師とよばれる職人の手により
器の形に挽上(ひきあ)げ、
制作されていきます。
樹種の選択から始まり、
材料の乾燥時間・挽上げるタイミング、
といった一つ一つの工程にも
手を抜くことなく、
それぞれの木が持つ良さを
活かされるよう丁寧に
手掛けています。

材料を轆轤(ろくろ)にはめ、回転させ、
鉋(かんな)と呼ばれる刃物をあてて
器へと挽上げていきます。
同じ樹種でも
ひとつとして同じ杢目はなく、
硬さも違えば、表情も違う材料を
綺麗に手仕事で挽上げることが、
「木地師(きじし)」の職人技なのです。

複数の鉋(かんな)を使い分け、
形造っていきます。
挽きあがった素地を、
それぞれのデザインに合わせて
独自の漆塗りやウレタン塗装で
塗師屋と呼ばれる職人の手により
仕上げていきます。